テストについて改めて勉強したく読んだ。
評判が良い本として知っていたが、読んでみて確かに良い本で、今後よく振り返る本になりそう。
- 単体テストとタイトルにはあるが統合テストまで話題をカバーしており、良いテストを書くための方法論について体系だってまとめられている
- C#でサンプルコードは書かれているがオブジェクト指向言語に馴染みがあれば問題なく読める
- 単体テストとは何か、良い単体テストが持つ4つの性質、そしてそれぞれが何をすると損なわれるか、などが様々な例をもとに説明されわかりやすい
- 設計の話もかなり出てくる。良いテストと良い設計が両輪のためだが、全体の3割くらいは設計の話だった
- 訳は良く読みやすい日本語で、よくある何言ってるかわからない、原著参照したい、などの訳は無かった(fluent interface→流れるようなインターフェース、など変な訳語も一部あったが)
- 各章のまとめが丁寧でかなり良い。サッとその章のエッセンスを振り返ることが出来る。あらゆる技術書でこのレベルのまとめを章末に作って欲しい
- アンチパターンの章は、実際に現場で見たことある悪い例がそのまま載っていたり、納得感を持って読めて良かった